〔S〜Z〕


 


  ▽ S ▽  

 Sajani  〔Yemenite〕  (2002 Shmulik)
"My Love"

 Samaytani  〔Yemenite〕  (2002 Shmulik)
「あなたは私を違う名前で呼ぶ」 [アラビア語]
  ♪”色の黒い女性は嫌だ、とか、
      茶色い髪の女性は好きじゃない、とか、あなたは言う。
    そうして、私の本当の名前を呼ばずに、色々な変な呼び名
      (色黒女とか)で呼んで、遠まわしに私のことを拒絶しようとする。”
てなことを歌ってるそうな。(遠まわしか?)
ユダヤ教の儀式のオープニングに女性たちが踊る、伝統的な踊りのステップを再構成したもので、元の踊りは、斜め前の人の肩に手を置いて密接な隊形を組み、頭の上にキャンドルを載せたりして踊るらしい。
隣の人の親指を握りこむ珍しいホールドは、儀式などの際に手に模様を描くのに使うヘンナ(ヘナ)の色を定着させるためとか。

 Sanah  〔Yemenite〕  (1998 Moshiko)
イエメンの首都サナアのことらしい。

 Sarale   (1998 Moshiko)
女性の名前。
  ♪”オイ サラ サラレ〜”

 Shabat Malka (Shabbat Malka)  (2003 Moshiko)
安息日の女王」  (shabat : ユダヤ教の安息日 malka : 女王)
安息日に開かれるミス・コンの女王の歌・・・なわきゃあなくて・・・。
ユダヤでは、安息日のことを擬人化して、「女王」または「花嫁」と呼ぶ習慣があるとか。それで、安息日が始まる金曜の夜に、
  ♪”さあ、聖なる女王を喜び迎えよう。美しき花嫁を迎えに行こう。”
などと歌うらしい。

 Shabbat Shalom 〔Modern Israeli〕  (2004 Shmulik)
シャバットに平安を」 (安息日のあいさつ)
shalom : 平安、平和。(日常のあいさつの言葉。)
金曜の夕刻、安息日の始まりを告げる家庭の様子を描いた歌。
  ♪”お母さんがシャバットのキャンドルに灯をともす。
      周りには子供たちが集い、心の中でお祈りをささやく。
    太陽は海へと追いやられ、夕闇が降りようとしている。
      けれど、私たちの家には、いつまでも光が残ることだろう。
    お母さんは祝福を与え、祈りを捧げる。
      家族全員にとって、「シャバットが平安でありますように」と。”

 Shabechi Yerushalayim  〔Oriental〕  (2002 Shmulik)
「エルサレムよ、(神を)讃えまつれ」
shabechi : 誉め讃えよ、賛美せよ。
Yerushalayim : イスラエルの首都エルサレムのこと。
  ♪”エルサレムよ、主の御名を讃えまつれ。
      シオンよ、汝の神を誉め讃えよ。
    汝の門を、固く守護したもうたがゆえに。
      汝の街の子らを、祝福したもうたがゆえに。”
  (旧約聖書 詩篇147からの引用。)

 Shalom Aleynu (Salaam)  〔Oriental(?)〕  (2000 Shmulik)
「我々に平和を」 (「平和を」)
shalom : 平和、平安。(ヘブライ語の挨拶の言葉。)
aleynu: upon us。
salaam : 平和、平安。(アラビア語の挨拶の言葉。)
  ♪”我々に平和を!
      平和を! 我々に、そして、全ての人々に。
    サラーム(平和を)!
      我々に、そして、世界中の全ての人々に。”
ヘブライ語とアラビア語の双方で平和を訴える歌。
1990年代にイスラエルで大ヒットし、アラブ・イスラエル紛争の終結と平和を求める運動のシンボルとなったらしい。

 Shanti
「恍惚(とした状態のこと)」
神の愛に包まれる喜びや救済への期待を歌った歌。

 Shekhani  〔Assyria〕  (1989 Moshiko)
男性の名前に由来(?)
古代 Assyria 語で "Come and Be Happy!" という様な意味もあるらしい。

 Shirat Hayam  (1994 Moshiko)
「海の歌」  (shir : 歌 yam : 海)
旧約聖書・出エジプト記の中の「海の歌」を題材にした曲。
  歌詞はこちら→♪♪♪

 Simcha G'dola 〔Debka〕  (2004 Shmulik)
「大きな幸せ」
simcha : 幸せ、喜び。  g'dola : 大きな。
中近東でのお祝いや嬉しいときなどには付き物の、舌を震わせる独特の高い声(ザガーリード)を、誰が一番長く出せるか、と歌っているらしい。

 Sodot Midbar  (2001 Moshiko)
「沙漠の神秘」  (sodot : 神秘 midbar : 沙漠、荒地)
沙漠を渡るキャラバン、夜の静寂、荒れ狂う砂嵐など、昼夜さまざまな顔を見せる砂漠の神秘をイメージした歌と踊り。

  ▽ T ▽  

 Tamaron  〔Israeli Shmuliki〕  (2000 Shmulik)
「ナツメヤシ」

 Tarbuka  〔Debka〕  (2000 Shmulik)
楽器の名前
Tarbuka を初めとする数種類の打楽器のみで構成された曲。Shmulik 氏自身も Tarbuka の名手で、踊りながら打ち鳴らす Tarbuka は一見(一聴)の価値あり。

 Ten  〔Debka〕  (2004 Shmulik)
"to give"
"Barake" と同じグループが演奏している由。

 Ten La  〔Debka〕  (2004 Shmulik)
「彼女に(チャンスを)与えよう」
ten : 与える。  la : 彼女に。
「僕にいいことをするチャンスを、彼女に与えよう」、と歌っている由。
(それって、どうよ・・・。(^^;)

 Tnu Yadayim
「手を差し伸べておくれ」

 Tsame   (2001 Moshiko)
「(愛への)渇き」
"tsame" という単語自体の意味は「渇き」だが、
  ♪”私の心の渇きを、お前の愛で、水の様に潤しておくれ。”
という様なことを歌っているそうなので、Moshiko氏は「愛への渇き」と説明されたのだと思われる。

 Tsur Eli   (2001 Moshiko)
「岩なる神、わが神」
  (tsur : 「大きな岩、要塞」から転じて「(岩なる)神」
   eli : 私の神 (el : 神 〜i : 私の))
岩のように堅固な、ゆるぎない神を讃える歌。神に捧げる祈りの踊り。

  ▽ V ▽  

 Vals Hanigun (Vals Ha-Nee-Gun)   (1998 Moshiko)
直訳すると「メロディのワルツ」

  ▽ Y ▽  

 Ya Habib   (1989 Moshiko)
「ああ、いとしい人」
(habib : アラビア語で「愛する人、最愛の人」(男性の名前にもなる))

 Yam Tichon   (1989 Moshiko)
「地中海」  (yam : 海  tichon : 中央の、中間の)

 Yanooka (Ya-Noo-Kah)  〔Chasidish〕  (1998 Moshiko)
「(よちよち歩きの)子供、赤ん坊」
神様の前では、人間は皆子供の様なもの、ということ・・・かも?

 Yevarechecha
「祝福してくださるように」 (旧約聖書 詩篇128から)
  ♪”主があなたを祝福してくださるように。
    エルサレムの繁栄を、子や孫を見ることができるように。
    イスラエルに平和あれ。”

 Yimloch Hashem   (2003 Moshiko)
「神は王たらん(君臨するであろう)」 
  (yi : will mloch : 王となる、君臨する 
   hashem : "the name"→神の御名→神の本名を直接呼ばないための別称)
祈りの言葉(旧約聖書の詩篇146章の一部及び29章)に踊りをつけたもの。
土曜日の朝にシナゴーグで行われる安息日の礼拝の中、礼拝のハイライトであるトーラーの朗読が終わり、トーラーの巻物を聖なる櫃に戻した後、歌われる由。
  歌詞はこちら→♪♪♪

 Yiska   (1991 Moshiko)
女性の名前(英語の "Jessica")

 Yosef  〔Kurdish〕 (2002 Shmulik)
この曲を演奏しているグループのズルナ奏者の名前。
レコーディングのとき、大事なパートを演奏するズルナ奏者の Yosef 氏が遅刻して、なかなかやって来なかったので、彼の名前を曲に付けたとか・・・。
(若いグループだけれど、クルドの伝統的な音楽を継承して演奏している由。)

 Yu-ma-ti  〔Yemenite〕  (2001 Moshiko)
「私のお母さん」
知らない人のところにお嫁に行くことが多い(多かった)らしく、そういうときの悲しみや不安を、母親に向かって歌っているそうだ。

  ▽ Z ▽  

 Za Wajuni  〔Yemenite〕  (2002 Shmulik)
"They married me" [アラビア語]
無理矢理結婚させられた奥さんがひどい人で、炊事洗濯、何から何まで やらされる。もう顔も見たくねぇ!!(←エンディングのポーズ)・・・ という男性を傍で見ている女性たちが、マヌケな男だよ、ほんとにねえ、 と噂している、歌だそうな・・・。
なんでも、イエメナイトの家庭では女性が強くて、夫婦の会話は大概、 「はい、奥さん、わかりました」という旦那さんの言葉で終わるとか。(ほんま?)

 Zichronot
「思い出」

 Zorna  〔Kurdish〕 (2002 Shmulik)
楽器のズルナのこと。 [クルド語]
  ♪”Zorna zorna, ya zorna ti, ya zorna ti, hey! Hey!”
    (歌は、CDに録音されてない。)