- Sedam paši
〔
Istra〕 (2004 Željko)
- 「seven steps」 (sedam : 7)
- Škaljarsko Kolo
〔
Boka Kotorska(Kotor湾) (Montenegro)〕 (1998 Željko)
- 「
Škaljari の kolo」
Kotor 湾はモンテネグロ西部に位置し、湾の奥に Kotor という港町がある。 Škaljari はその近くの小さな港町。
オスマン・トルコに対する防衛の為に、クロアチアの上流階級の人々がこの辺りに派遣された。この曲は、その出征したクロアチア人たちの踊り。
- Snešice
〔
Međimurje〕 (2004 Željko)
- 「young girl」
- Šokačko Kolo
〔
Baranja, Slavonija〕 (1998&2004 Željko)
- 「Šokac の kolo」
Šokac : ハンガリーにおける、クロアチア人の呼称
Bačka、Srijem、Slavonija などで、同種の踊りが広く踊られている。歌は、恋愛や、村で起きたゴシップのたぐいを、即興で歌うことが多いらしい。
♪”ねえ、僕が嬉しくなるのは、僕が大好きなのは、
いとしい君が、僕に笑いかけてくれる時なんだよ。
ああ、僕のいとしい人、仔羊の様にかわいい君、
僕の身も心も、君に捧げるよ。”
- Sukačko
〔
Prigorje〕 (1998 Željko)
- 「Sukačica の(踊り)」 (Sukačica : 結婚式で料理をする女性のこと)
歌詞の各行末で韻を踏んだ、一種の言葉遊びになっている。
♪”ねえ、Sukačica、おかみさんったら、パイが焦げちゃったよ。
パイは焦げちゃったし、七面鳥もすっかり焼けてカリカリだよ。
皆で夜通し踊って、めんどりを羽ごと食べちゃったよ。”
<コーラス>
♪♪”ドナウ、ドナウ、ドナウ、ドナウ河の冷たい水”
この曲が踊られている Prigorje 地方には、ドナウ河の支流の一つ Sava 川が流れている。
- Svatovski Drmeš
〔
Pokuplje〕 (2001 Željko)
- 「結婚式の drmeš」 (svat : 結婚式のお客、仲人)
- Sviraj Svirče (Drmeša)
〔
Moslavina〕 (2001 Željko)
- 「ミュージシャンたち、(drmeš を)演奏してよ」
♪”ミュージシャンたち、drmeš を演奏してよ。
無駄に演奏させたりしないから。
演奏して、演奏して、夜明けまで。
私の足は痛くなったりしないから。
夜明けまでだって、演奏してあげるよ。
僕の手は痛くなったりしないからね。
ねえ、お嬢さん、眠っちゃ駄目だよ。
夜明けまでずっと、踊って歌わなきゃね。”
- Sviraj Zlato
〔
Mohač (Hungary)〕 (1998 Željko)
- 「演奏してちょうだい、大事なあなた」
sviraj : 演奏する(命令形) zlato : 黄金(→大事な人?)
15~19世紀にトルコやハンガリーの支配を受けたクロアチア人が現ハンガリー領に移住させられ、現在でもハンガリー国内の数十の村に、数万人のクロアチア人が居住している。彼らは、クロアチアの伝統的な文化や言語を守り伝えているが、衣装などにはハンガリーの影響が見られる由。
♪”ガイダを吹いてちょうだい、大事なあなた。
細い弦を弾いてちょうだい、いとしいあなた。”
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