<一口メモ>

 
接尾辞/冠詞などの意味
・i : 英語の"the"

  ▽ A ▽  

 Argos Hasapikos
「ゆっくりした hasapikos

  ▽ B ▽  

 Baïdoúska Serrón  〔Sérres 県 - Anatolikí Makedonía〕  (2004 新バル Seki)
「Sérres の Baïdoúska

 Bafra Horonu  〔Pontos〕  (1992 Joe)
「Bafra の horon」  (Bafra : Pontos 地方西部、黒海沿岸の町)
"Bafra Horonu"(西Pontos) と "Omal Karsilidikon"(東Pontos) の2曲メドレー。

  ▽ D ▽  

 Dirlada
現代の歌に合わせ、Hasapo-Servikos のステップの中からジョン・フェリッチ氏が選んで組み立てた踊り。(元は、主に若い男性が自由なステップで踊る、港町 Pireas のタベルナ・ダンス(居酒屋の踊り)。)
Pireas : ギリシャ南部、アテネの近くの港町

  ▽ H ▽  

 Haniotikos Syrtos (1990 Joe)

 Hasapikos
この歌は、 Giorgos Dalaras のファースト・アルバム(1970年)の中から大ヒットした曲で、歌の題名 "Na 'Tane To '21" の意味は、「もし今が 1821 年だったなら」。
1821 年はオスマン・トルコ帝国に対するギリシャ独立戦争が始まった年で、独立戦争の英雄 Kolokotronis の名前などが、歌詞の中にも歌い込まれている。
この年に対トルコ一斉蜂起を宣言した3月25日が、現在でもギリシャの独立記念日。独立戦争はその後10年近く続き、国際的に独立が承認されたのは、1830 年のことだった。

  ▽ I ▽  

 I Trata  〔Megara〕  (1982 Senzaki)
「(網漁の)漁船」
イースター(復活祭)に、漁師の奥さんたちが踊る踊り。

 I Vlaha #2  〔Ipiros〕  (1985 Senzaki)
Vlaha : 古代ローマ系先住民族 "Vlah" のこと(?)

  ▽ K ▽  

 Kotsari  〔Pontos〕  (1983 バルホリ Fusae (Nikos Varvitsiotis))
Pontos の代表的な踊りのひとつ。
kots : Pontos の方言で、「くるぶし(の骨)」。
(くるぶしをリフトするステップがあることから。)

  ▽ L ▽  

 Lerikos
「Lerika の(踊り)」
Lerika : エーゲ海南東部にある Leros 島の地名
  ♪”人生ってやつには、glendi(お祭騒ぎ)が必要さ。
       皆で陽気に浮かれ騒げるように。
       そして、あんたにもいいことがあるように。”
"glendi" は、「お祭騒ぎ、パーティ、お祝い」という様な意味。皆で集まり、飲んで食べて歌って踊って、陽気に浮かれ騒ぐ "glendi" が、ギリシャの人々の暮らしには欠かせないものだとか。世界各地に散在するギリシャ人コミュニティでも、"glendi" の名を冠したイベントが、毎年催されている模様。

  ▽ R ▽  

 Rampi Rampi  〔Thraki〕  (1975 Jane)
rampi : 特に意味の無い囃子言葉。(「トゥララ〜」ぐらいの感じ。)
元々はトルコの古い民謡で、現在でも代表的な karşılama(9/8拍子)のダンス・ミュージックの一つとして、トルコ及びギリシャのトラキア地方で人気があるらしい。
  ♪”俺のテントの上に、雨だれがポタリポタリ。
       でも、アッラーに命まで取られた訳じゃないさ。
    ずっとツケで売ってたら、俺の懐すっからかん。
       でも、アッラーに命まで取られた訳じゃないさ。
    ジェズヴェに水をたっぷり、沸かせ、沸かせ。
       へそに手をあてて、踊れ、踊れ。”
    (ジェズヴェ : トルコ・コーヒー用の、ひしゃく型のコーヒー沸かし)

  ▽ S ▽  

 Syrtos Megali Mou Agapi
Megali Mou Agapi:「素晴らしき我が愛」(たぶん)
(megali : 壮大な、偉大な、素晴らしい mou : 私の agapi : 愛)