「書名」 (出版社等/著者) [発行年/版型分類/ページ数/価格] +独断と偏見コメント
※版型分類:文庫/新書/SC(ソフトカバー)/HC(ハードカバー)  
※価格は、あくまで購入時の金額(税別)です。




・歴史関係 ・地理関係 ・雑学系 ・地図帳
 


  ▽歴史関係▽  

 バルカン史(新版 世界各国史 18) (山川出版社/柴宣弘 編)
                                   [1998/HC/496P/\3,500]
先史時代から現代に至る、バルカン地方のかなり詳細な通史。
歴史地図や写真も結構豊富やけど、通読するには気合が要るかも。

 図説 バルカンの歴史 (河出書房新社/柴宣弘)
                            [2001/SC/175P/\1,800]  《お勧め》
主にビザンツ帝国時代から現代までの、バルカン地方の歴史。
(「バルカン史」の編者が著者だけあって、ほとんど同じ記述の部分もあり。)
タイトルに「図説」と付いてる通り、写真や歴史地図(カラー図版率高し)が非常に豊富。歴史上の人物に関するエピソードなども多く、とっつき易い。

 ユーゴスラヴィア現代史 (岩波新書/柴宣弘)  [1996/新書/222P/\740]
オスマン/ハプスブルグ帝国時代からユーゴ内戦後に至るまでの、ユーゴスラヴィアの歴史。
旧ユーゴスラヴィアの現代史について詳しく知りたいなら Good。

 ユーゴ紛争−多民族・モザイク国家の悲劇− (講談社現代新書/千田善)
                                   [1993/新書/270P/\700]
著者自身の現地取材によるユーゴ紛争のレポートと、紛争に至る背景の考察。
特に前半の紛争報告ではかなり凄惨な状況も描かれていて、読んでると辛いですが、勉強になります。
著者の千田善さんには、旧ユーゴ関連のHPもあり。

 東ヨーロッパ(地域からの世界史-12) (朝日新聞社/森安達也、南塚信吾)
                                   [1993/SC/232P/\1,600]
紀元前からユーゴ内戦に至るまでの、東ヨーロッパ全体の歴史。
東欧の歴史を広く知るにはええかも、やけど、バルカン地方の記述の比率は低いので、個人的にはも一つ。


  ▽地理関係▽  

 最新 地図で知るヨーロッパ(平凡社エリアアトラス) (平凡社)
                            [2000/SC/353P/\2,800]  《お勧め》
ヨーロッパ各国の地図と簡単な解説、国旗などの他、国境の変遷や言語・宗教・民族の分布図など。地名索引も充実。
当然ながらバルカン地方の比率は低いけど、結構お役立ち。基礎的なデータや(大きめの)町の位置、民族分布なんかを確認したりするのに便利。

 地名の世界地図 (文春新書/21世紀研究会 編)
                            [2000/新書/306P/\780]  《お勧め》
世界各地の地名の起源と、そこに隠された民族の歴史など。
肩が凝らずに読めて、おもろい。巻末に世界各国の国名・首都名の語源などの一覧付き。

 民族の世界地図 (文春新書/21世紀研究会 編)
                            [2000/新書/294P/\750]  《お勧め》
世界各地の民族の分布と、言語、宗教、歴史、紛争、文化などなど。
バルカン・中近東関連では、ロマ、ユーゴ、クルド、アルメニア、アラブとユダヤなど。

 人名の世界地図 (文春新書/21世紀研究会 編)  [2001/新書/309P/\780]
民族毎の名前の特色、その意味と起源にまつわる話などなど。主な欧米人の名前の大索引付き。
ちなみに、この本によれば、Vasilescu 氏は「Vasilの息子」、Bozigian 氏は「Bozig家の者」の由。

 イスラームの世界地図 (文春新書/21世紀研究会 編)  [2002/新書/261P/\750]
イスラームの考え方や文化、各地の民族紛争や湾岸戦争など。イスラーム用語小事典付き。

 常識の世界地図 (文春新書/21世紀研究会 編)  [2001/新書/278P/\780]
国によって、宗教によって、全く意味が変わってしまう常識・非常識についてのあれこれ。マナーとタブーの小事典、世界の危険地帯一覧付き。

 色彩の世界地図 (文春新書/21世紀研究会 編)  [2003/新書/246P/\720]
各民族や宗教、国旗などのなかでの色のイメージとその起源、歴史など。色彩の小事典付き。

 民族世界地図 (新潮文庫/浅井信雄)  [1997/文庫/199P/\362]  《お勧め》
世界各地の約30の民族問題について、それぞれの背景、状況などを解説。(各項目に資料地図付き)
バルカン・中近東関連では、アルメニア、モルダビア、アラブ、クルド、ユーゴ、トルコ、ロマなど。

 宗教世界地図 (新潮文庫/石川純一)  [1997/文庫/199P/\362]  《お勧め》
世界各地の、宗教が鍵となる約30の問題について、それぞれの背景、状況などを解説。(各項目に資料地図付き)
バルカン・中近東関連では、イスラム原理主義、エルサレム問題、ユダヤ教、旧ユーゴのムスリム人など。


  ▽雑学系▽  

 世界地図から地名の起源を読む方法 (KAWADE夢新書/辻原康夫)
                                   [2001/新書/209P/\667]
−その地名になった、民族や地理上の意外な理由とは?−

 世界地図から歴史を読む方法 (KAWADE夢新書/武光誠)
                                   [2001/新書/205P/\667]
−民族の興亡が世界史をどう変えたか−

 世界地図から歴史を読む方法 2 (KAWADE夢新書/武光誠)
                                   [2002/新書/214P/\667]
−戦争と革命は世界史をどう塗り替えたか −

 世界地図から食の歴史を読む方法 (KAWADE夢新書/辻原康夫)
                                   [2002/新書/217P/\667]
−料理や食材の伝播に秘められた意外な事実とは?−

 地名でわかるおもしろ世界史 (青春文庫/歴史の謎研究会 編)
                                   [2001/文庫/253P/\667]
−歴史が動くたびに塗りかえられてきた世界地図。
    その真相が刻まれた「地名」の由来とは。−

 地図が10倍楽しくなる 「世界の地名」なるほど雑学事典
              (PHP文庫/世界博学倶楽部)  [2002/文庫/249P/\552]
−地域名・国名・都市名の由来にまつわるオモシロ知識−

 「世界地理」なるほど雑学事典 (PHP文庫/世界博学倶楽部)
                                   [1999/文庫/237P/\495]
−地名の謎から地図の不思議までおもしろ知識満載!−


  ▽地図帳▽  

 世界全地図 ライブアトラス (講談社)  [1992/HC/403P/\14,800]
イギリス、タイムズ社『CONCISE ATLAS OF THE WORLD』の日本語版。
全世界の詳細な地図と地名索引の他、全独立国の基本データや民族紛争に関連した情報もあり。シートタイプの拡大レンズ付き。
刊行されたのが、ソビエト連邦や旧ユーゴ連邦が崩壊して世界地図が大きく変わった直後という時期だったこともあって、値段と巨大さ(縦約40cm)にも関わらず、ついつい誘惑に負けて購入。
最近は、地名をほとんどネット上で調べる様になったのと、やはり、あまりにでかくて重いので、本棚とソファの隙間で埃をかぶっている・・・。(本棚にも入らねぇでやんの。)

 新詳高等地図 (帝国書院)  [1980/SC/148P/??]
高校時代の「文部省検定済教科書」って奴。(我ながら物持ちがよろしい様で。)
今となっては、ソビエト連邦や旧ユーゴ連邦が健在で、ムンバイがボンベイだったりしてるとこが懐かしい・・・。